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部屋とYシャツとわらG

部屋とYシャツとわらG

2006年 秋~年末 その2

2006/11/20
ホテル・ルワンダ 「最近観た映画。(65535)」 [ 最近のことの日記 ]
 本日は選択授業のみ受け持ちのB中学がテストだったため、試験監督もなく休み!

 久しぶりに映画を見よう!よし、「父親たちの星条旗」だ…と隣の隣の市のシネコンに時刻まで調べて出かけたのだが、ふと新規開店の大型ショッピングモールのことを思い出し、それが気になってきて、ついそれがある方に車のハンドルを切ってしまった。

 そこにもシネコンがあるので、何をやっているか見ていると…なんとオープニング記念で一部の映画を「500円」で上映していた!

 通常は1800円くらいだろうから、これは安い。上映開始時刻もちょうどよかったし、たしかテーマも戦争がらみで「父親…」とそう変わりないだろうということで急きょ「ホテル・ルワンダ」を見ることにした。

 「ルワンダの内戦って結構最近だったかなあ」なんてのんびりした気持ちで見始めたのだが、何ともこちらののんきさを反省させられるような壮絶な内容だった。

 ほとんど見分けもつかないくらい同じ民族と言っていいほどのツチ族とフツ族。他国からの支配を受ける際かなにかに便宜上ツチ族が選ばれて、要職の多くについていた。それに対しての憎しみが吹き出すような形で起こったフツ族の一斉蜂起。

 民兵たちによる虐殺がすさまじく、政府軍も止めず、国連軍や西側諸国も手を引き……。最終的には100日間で100万人の犠牲者が出たという。

 その国名もその民族の名前も耳にした覚えがあるし、虐殺があったことも知っている。でも自分の日々のくらしの中に、その当時まったくせっぱ詰まった感覚を感じなかった。

 アフリカの部族同士がすごく殺し合っているらしい。なんだかすごいなあ…くらいの感覚。たぶん、先進国(のつもり)に住むものの傲慢さから、そこにいる人たちの痛みや苦しみに思いが至らなかった。

 この感覚こそが、「ルワンダを見捨てた」西側諸国の感覚そのものだったのかもしれない。自分の生活には何の影響もない、だからあまり気にしない…と。

  すごくいい映画だった。とても反省させられて、考えさせられた。しかし、なんだかナタへの恐怖で夜うなされそうだ…。

 そんな思いを抱きながらも、浮いた1300円で、「カニ釜飯セット」をぜいたくに食べて喜んでいる自分がちょっと申し訳ない…。

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2006/11/24
太陽の子 「自分らしい生き方・お仕事(65523)」 [ 最近のことの日記 ]
 23日午前4時30分、食道ガンのため児童文学作家の「灰谷健次郎」氏がお亡くなりになった。

 彼の作品に出会わなかったら、教育学部卒だけど教師にならなかったと思う。

 講師をやり始めた時期と作品を初めて読んだ時期…いったいどちらが先だったかはもうわからなくなったのだが、当時同居(またはその前)の先輩マツ氏が持っていたのを借りた。初めて読んだのは「太陽の子」だった。

 その後はもうはまり続けて、旧作も読み、新作を買い…エッセイなどは時にまちがえてダブっての購入をするほど買いあさって読んだ。だんだん哲学的というかテーマが難しくなってきていたが、それはあれこれ自分が考えながら読むからで、メッセージは実はシンプルなのかもしれない。

 いずれにしても、同じ小説を「2回以上」読む…なんてことは彼の著作以外ではなかった。マンガならあるけど…。

 さらに出身大学と居住地で講演会があった時には出かけていった。自閉症関係以外の講演会に自ら出かけていったのはこれくらいかもしれない。

 見た目はただのおっちゃんなのだが、関西弁からにじみ出る重みのあるメッセージだった。ちょっと作品のイメージは壊れるが、いい話が聞けたと思えた。

 11月23日は、大学生の頃、毎年学園祭でライブをやっていた4日間が必ずからむ思いである日付だ。

 それを記念してか、「いい兄さんの日?」だからか、毎年この日に平和イベントライブを打っている後輩もいる。

 平和について考えてみたり、学生時代の思い出にひたるこの大事な日に、「人の生きる意味とは」とか「人生とは」とか「他者の死をどう受け入れるか」とか考えさせられる灰谷健次郎さんの本も読まなければいけなくなりそうだ…。

 倫太郎の活躍が未完のままの「天の瞳」など、もう新作を目にする機会がないのが残念だ。というか、彼の死そのものがまだピンと来ていないのかもしれない。

 灰谷さん、私に今の人生をくれてありがとうございました。(一応、マツ氏にも)

 ありがたいけど、結構大変でした(笑)。

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2006/11/26
競艇 「自分らしい生き方・お仕事(65523)」 [ 1年以上前をふりかえっての日記 ]
 えびすさん(競艇好き)結婚!という報をテレビで見て少し気になっていた所で、たまたま競馬を見終わってチャンネルを回して(変えて?)いたら競艇番組をやっていた。

 ふと、「そうだ、俺には競艇選手の友人がいるんだった」と思い出してグーグル検索。

 いた。

 新名文博(にいなふみひろ)。


 今も続けていた。

 中学3年の時の同級生で、背丈も体重もほぼ同じ。保健体育(技術だったかも)の先生に、「新名とわらG(仮名)みたいに、下半身の筋肉をもうしっかり鍛えたヤツは、ここで身長の伸びが止まって後はみんなにどんどん抜かれていくだけ」と言われた。

 当時160cm。言われた時は中2の3学期だった気もするが、その頃はまだ背の順で真ん中あたりだったし、鼻で笑っていた。

 しかし、予言は的中。中3の1年間に、みるみる追い越されていった。同じクラスだったのでいつも前の方でどっちが大きいか小競り合いをしていた。

 また、日頃一緒にいるわけではないのだが、部活引退後の中3の2学期以降、帰りの校庭で部活が始まる前に勝手にサッカーをやる仲間となり、よく一緒に帰るようになった。

 その年の私は、前年度のヤンキー転校生から一転、Hだとからかわれるキャラとなり、他と比べればそう楽しい毎日ではなかった。受験だし。

 そんな中、「新名」と「古さん」の3人、同じクラスのくせに昼は別々で、帰りに仲がよい…という不思議な関係が生まれて、家の方向がそれぞれ違うのに交代で遠回りして帰っていた。

 彼は体操部から高校ではサッカー部。私は陸上部で高校では野球部。その高校同士も市内ではあるがはるか離れた同士で、その後まったく接点がなかった。

 そしてついに大学生として再会

 …することもなかった。

 25歳の頃だろうか、たまたま友人たちとの旅行で下関に立ち寄り、たまたまうちの実家そばの「ゴルフの打ちっ放し」に行った時にバッタリと会った。

 その時に競艇学校に行って競艇選手になったと聞いた。そしてその大変さというか、情報統制のような隔離された生活の様子に驚いた。その代わり、当時の私の月収との大きな違いにも驚いた。

 向こうは向こうで私が教師になろうとしていること(その当時すでに講師で、試験を受けて翌年から教諭になる予定だった)に相当驚いていた。(笑)


 そこからすでに15年が過ぎてしまった。

 今回グーグル検索で見つけた彼の選手プロフィールに身長が書かれており、「160cm」…懐かしい小競り合いを思い出したが決着は今もついていないようだ。

 さらに体重…。目を疑った。なんと「54kg!!」

 そういえば昔は私もそんなだった。今はプラス16kg…だ。

 彼の写真の頬はこけている。

 体重が重くなってはいけない仕事とはいえ、今もストイックな生活を続けているのだろうなあ…と感心した。

 一方で、こちらも16kgも差をつけるのは大変だったかな…。


 先日の「荒巻豊志」さんの時(編集の方からの紹介で本人と連絡がついた)のような2匹目のドジョウをねらっている。

 もし現在の彼と親交のある方いましたらコメントやメールをください。メールはHOMEを開いた時、右側に出てくる帯の下の方、「メール」の「メッセージを書く」というところから送れます!

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2006/12/12
僕の歩く道 「障害児と生きる日常(31427)」 [ 最近のことの日記 ]
 もうすぐ終わってしまうが、フジテレビ火曜夜10時の『僕の歩く道』にとても好感を持っている。

 自閉症児の父として、いろいろな自閉症関係のドラマや映画は見るようにしている。

 見ることで、よけいにつらくなったり、「こんなばかな」とか思うことが多いから見ない…という当事者の親のご意見をうかがうことがあるが、私はだいたいは「とりあつかってくれたこと」に好感を持てるし、普通のドラマより楽しく見ている。関係者だからいばって笑える?面もある。(ここで笑ったら不謹慎とか思わなくて済むから気が楽)

 本来、「視聴率ねらい」だったら、「自閉症」じゃないでしょうと思うから、やはりとりあつかってくれることがありがたい。

 それでも中身については、いつも多少なりとも「このあたりのリアリティはなくてもしょうがないか…」という「作りすぎ」とか「勘違い」を感じるのだが、『僕の歩く道』は感心することが多く、ていねいな作りだなあと思った。

 特に、本人の周りの人々のさまざまなスタンスがそれっぽいなあと思う。母は苦悩の時期を乗り越えて「仙人」のような心境(笑)になっているし、義姉はすごく自然に他者のまま(非協力的)だし、実妹はやはり色々あった後、兄のことをほどよい距離感で見守っているし…。

 逆に「こんな幸せ、ないない」と突っ込む方もいるかもしれないが、「こういう自閉お兄さんになれるといいなあ」と希望を持たせてもらえてよい。


 それにしても草なぎ君はすごい。このドラマを見ている間中、彼がスマップであることは忘れさせられ、さらに「健常児」であることも忘れさせてくれる。『レインマン』の時のダスティン・ホフマンもびっくりだ。

 昨年の韓国映画『マラソン』の自閉症の主人公の俳優が草なぎ君にそっくりだったこともあり、余計にそのイメージの延長で見てしまう。

 「スマスマ」で彼を見た時に、一瞬、「あれ、今日はなめらかにしゃべってるな」と思ってしまった…。

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2006/12/20
授業評価 [ 最近のことの日記 ]
 今やすっかりハヤリの学校評価だが、各教科への授業評価まで、A校(中学1年生の社会科を教えている)では行われていた。(用紙をもらうまで実施することを知らなかった)

 生徒に、各教科の10項目くらいについて、授業への評価(教員への)や自己反省を書かせたものなのだが、「無記名」と聞いて、「こりゃやばいことになりそうだぞ」とちょっとびびった。

 4段階評定で各項目について書かれていて、後日、授業担当が自分で反省したり集計したり(しなくてもよい)…という実験的な取り扱いだそうだ。


 結果は…書かせる時の各クラス担任の指導のたまものか(笑)、おおむね4か3ばかりで、1はなし。さすがまだ1年生、好意的でよろしい!

 たまについている2は、ちゃんと考えているようで、私が軽視している「板書」についての項目であった。

 自由意見を書く欄があり、これがほめてあったりけなしてあったりでおもしろかった。同じクラスで、「ゆっくりしゃべってくれるからいい」というのと、「しゃべるのが速すぎる」というのがあったり、まあよくわからない(笑)。

 たぶん、日頃は急ぎでぺらぺらしゃべって、ここは大事という所だけ読み方までていねいにゆっくり何度も言うから、それがわかっている人は満足…ということなのか。

 いろいろな意見を少しは参考にするとして、とにかく最高におもしろかった一枚は、ほめすぎパターンのこの一枚。

「W先生(国語)とわらG先生(社会)はとてもいい教師で、どうしてこういうところにいるんだろう。この二人の先生はもっといい中学校に行った方がいいと思う(出てけという意味じゃない)。その位、とてもいい先生たちで、ぼくも、ここにその二人がいるからうれしいです。」

 君こそすばらしい! できればもっと声を大にしていろいろな所で言いなさい(笑)。

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2006/12/23
余韻 [ 最近のことの日記 ]
 忘年会のシーズン、先日は職場(地元のA校)の忘年会があった。

 教諭だった間は、転勤するたびに勤務地が遠くなったので、当然のように飲み会の会場も遠くなっていった。

 片道2時間25分かかっていた養護学校の時は、それこそ帰りのことばかりが気になって、しっかりと飲めなかった。でも遠すぎて帰る時刻を気にするせいか、この年が一番ちゃんと家に帰れていた。(終電をのがしたり、乗り換え損ねてとんでもない所についたり…がなかった)

 そして、講師となってからは年々職場が近づき、今や地元…。

 今回の忘年会は我が家から5分以内の距離にある料亭である。

 ちなみに社長は同じ隣組の人。本当は妻と同じ日付の飲み会は出られないはずであったが、この距離なのでSを義父母にお願いして出ることができた。

 3年前が嘘のようなこの距離の違い…。

 「いやあ、飲み過ぎると家にたどり着けないと行けないので…」などとボケをかましながら安心して飲んだ。

 店を出て、2次会に行くために駅にもどるみなさんを横目に自宅に帰った。

 5分かからない…。というか駐車場出てからだと100m。

 飲み会の余韻にひたることなく自宅についてしまうと、何かとても変な気分だった。

 本来ならこの時間、まだ飲み会会場や外で、ハイテンションでごきげん…なところなので、家でも結局そうなってしまった。カラオケに行き損ねた分、テレビの音楽番組に合わせて熱唱…。

 近すぎるのも考えものであった。

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2006/12/31
大晦日に毎年思う? [ 最近のことの日記 ]
 2006年はなかなかのんびりと過ごしたかな…と思いながら、昨年のブログ記事を見てみた。こういうときに便利だ。

 その中身は、状況が多少違うが、そののほほんぶりと、「来年はもう少し活動的に…」という思いが現在の心境とまったく同じだった。

 来年はもう少し飛躍の年にしよう!

 2006年度中に何度もこちらのブログにきてくれた方ありがとうございました。


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